Arturia Comp VCA-65【REVIEW】/Arturia式VCAコンプレッサー

Arturia Comp VCA-65の概要

VCAコンプって？

VCAコンプレッサーは、アナログコンプレッサーの中では最も新しいタイプです。VCAコンプレッサーは スレッショルドやレシオ、アタックやリリースなど、現代のコンプレッサーに見られるコントロール類の構成を採用した最初のタイプです。とは言え、Comp VCA-65のサウンドキャラクターで最重要なポイントとして、一般的なコンプレッサーのピーク検出タイプではなく、真のRMSレベル検出を含む回路全体を 忠実に再現しています。RMS検出の動作は人間の聴覚に近いのです。 

Arturia Comp VCA-65ユーザーマニュアルより引用

VCAコンプを使う理由は動作の正確さとクリアな音質と言われています。

RMS検出により、急激な音量変化は全体音量の変化に影響しないように動作します。そのため、コンプレッションのレベルも非常に安定し、コンプレッションをかけたオーディオをよ り正確にコントロールできます。

📢Arturia公式によるVCA-65の紹介とチュートリアル動画です

Arturia Comp VCA-65は、単体で購入するか、FX collection 2を購入することで入手することができます。

Arturiaのエフェクトプラグインが全てバンドルされたFX collection ３にも含まれています。

他にもArturiaのコンプレッサープラグインについて記事を書いています。
併せてお読み頂ければ幸いです。

Arturia Comp VCA-65はどんな人にオススメ？

コンプレッサーは覚える・使いこなすことが難しいと言われます。

VCA-65も使いこなす自信が無い方もいるかもしれませんが、Arturiaのコンプはサウンドデザイン・ティップスが備わっており、それぞれのパラメータにカーソルを合わせると説明が出たり、コントロールするのに”オススメ”なパラメータをガイドしてくれたりと、ユーザーに優しい設計になっています。

そして何より負荷が軽い。これもユーザーには嬉しいですね。

そんな人であれば、Arturiaのコンプレッサーはオススメです。では、簡単にVCA-65について見ていきましょう。

Arturia Comp VCA-65で出来ること

モデルとなっているのはDBX 165Aという伝説的なコンプレッサーです。

165A®はタイトでパンチのあるパーカッシブなサウンドを求めるスタジオにとって「必需品」となるいくつかのユニークな機能を備えています。「Over Easy」コンプレッサーとして知られ、その自動アタック・ディケイ検出機能により優れたコンプレッションを簡単に実現し、過酷なピークストップ・リミッターによりハードヒット時にビンテージの汚さを加え、その独特のコンプレッション・サウンドにより過激な設定も自然に感じられるようになりました。

Arturia VCA-65商品紹介ページより翻訳して引用

そんなDBX 165Aが忠実に再現されたのがVCA-65です。

実際にArturiaの商品紹介ページに行くと、サウンドデモが確認できます。VCAが活躍するのはやはりドラム・パーカションではないでしょうか。

コンプレッションした時の歪み方が実機にかなり近いと評判なのもあり、比較動画もyoutubeに上がっていたりします。この歪みを求めてVCAをチョイスする人も多いと思います。

VCA-65はとてもクリーンな使い方をしても、とても良いコンプレッサープラグインだと思います。ドラム・パーカション以外にも、シンセやギターなどで自然なサウンドを作り出すことが出来ます。

アドバンスパネルについて

他のコンプレッサーと同様、Arturia独自の機能も追加されています。

それらはアドバンスパネル内に収納され、展開して使用することができます。アドバンスパネル内の機能は他のコンプレッサーと同様の機能です。

以下の記事で詳細を書いていますので、ご参考頂ければと思います。

こちらの記事をご参考下さい

あとがき

今回はArturia VCA-65について書いてみました。

個人的には比較的クリーンな印象のあるコンプなのですが、潰した時の汚れ方は忠実だと評判です。

実機との比較動画もYoutubeにあるので、気になった方は是非そちらもチェックして下さい。

Arturiaの記事は他にもいくつか書いています。こちらの記事もご興味あればよろしくお願いします。

✒️タグ「Arturia」の記事です🗒

👇Arturiaのエフェクトプラグイン全部入りはこちら

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。