1ヶ月近く聴き込んだもの2枚と、最近出た新しめのものから2枚について簡単に書いていきます。
音楽の情報をどうやって手に入れているかは人それぞれだと思いますが、僕はサブスクを利用するようになってからは7割くらい「ジャケ聴き」で新作を漁ることが多いです。あとは、サンレコのレビューとか、普段読んでいる音楽メディアやブログから聴いてみると言う感じです。
Arlo Parks「Collapsed In Sunbeams」
アーロ・パークスはサウス・ロンドン出身20歳のシンガーソングライター。
リリースは1月なので、2ヶ月経ってますがいまだに聴いてますね。
これはジャケで気になったのと紹介記事読んで知りました。
簡単に言うと、天才ですね。声の使い方と、メロディーを作ることに関して20歳でこれかよ、すげーなって思います。
この人に合ってるんだと思いますし、ビリーアイリッシュ以降の潮流とも合ってますよね。
あと、ビートとベース。低音がほんとに素晴らしいです。R&Bの揺れと伴って、ずっと気持ちいいです。
アルバム通して音作りが本当に一貫していて、飛び道具的な曲は無いですが、ハマればずっと聴いてられます。
リード曲の「hurt」も素敵ですが、僕はM6,9が特に好き。後半のおとなしい流れが大好きです。
あと、Radiohead好きだと思うんだよな、この人。10曲目とか露骨ですよ。好きな人は聞いてみて下さい。
2枚目
Bicep「Isles」
これジャケ聴きですね。アーティスト情報全然知りません。
テクノになるのかな?分かんないですが、とにかくかっこいいです。
これもリリースはアーロ・パークスと同じくらいの時期だった気がします。
分かりやすいところがとても好きです。メロディーというか、上物の音が聴いてて飽きないし、バキバキの音が少なくて聴きやすいです。
このアルバムの後にたまたまSquarepusher聴いて「む、むずかしい」となりました。好きですけどね。
3枚目
toe「独演会”DOKU-EN-KAI”」
toeのライブアルバムです。これは比較的最近出ましたね。
ライブ映像も配信で見れます。賛否分かれる可能性あるなーと個人的には思ってますが、僕はtoeのライブめっちゃ好きです。
観客が「うおー!」とか言ってる声が沢山入っているのは、いいライブアルバムです。
toeは観客との距離が近いライブをよくやるのが良いですよね。
ギターのお二人が大暴れしているのが、音だけでも分かります。細かい演奏は置いといて激しい曲はとりあえずガッシャガシャ。ギターは完全にパン振りされてますが、M5「エソテリック」で片側のギターがずっと「ヴオー!!!」って鳴ってるところ最初笑いました。映像で見たら山嵜さんも美濃さんもアンプに引っ付いてギターがずっと「ピギャー!」って鳴ってて、柏倉さんが立ち上がって煽ってたりしてました。すごい熱狂!いいライブアルバムに久しぶりに当たりました。
セットリストも素敵です。1曲目「My Little Wish」ですよ奥さん。最高じゃないですか。
サブスクで映像も見れますので、toe好きなら見るべきです。
4枚目
spangle call lilli line「Remember」
僕はスパングルの気持ち悪いくらいのファンなので、新譜が出たら絶対聴きます。
今回は90年代のサウンドを意識したそうです。シンセが活躍してますね。「VIEW」や「New Season」、もう少し遡れば「Trace」もそうでしたが、スパングルはポップな方に時々振れます。
今回は、前作からの音のミニマムさを多少引き継いで、ポップにしたような印象です。尺も短くコンパクトで聴きやすい。ただ、以前のポップに振れたアルバムに比べるとパンチは無いです。ですが、一貫して長く聴くというのがスパングルのアルバムを聴く時の基本ですので(個人の感想です)、焦らず味わおうと思います。
僕個人は「Or」「PURPLE」「Forest at the Head of a River」などの長尺で静かなアルバムが大好きなので、またそんなアルバムが来たら嬉しいです。
あと、「New Season」や「Ghost Is Dead」あたりから明らかに音が変わったと思うんですよね。ミックスなのか編成なのか分かりませんが、音の面で「ん?」と思うことが個人的には増えています。ベスト盤の新曲ではそれも無かったし、実際今作は丁度いいくらいに戻った感じがしています。単に僕個人の音の嗜好が起こす問題かもしれません。
あとがき
以上、4枚取り上げて書いてみました。
これを読んでくれたあなたが、「お前これも聴け。むしろ聴け」とかおすすめあれば教えて下さい。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。