先日noteの方に「音楽に救われる」という記事を書きました。Floating Points, Pharoah Sanders & The London Symphony Orchestra「Promises」に本当に助けられているということをチラッと書いたのですが、ちょっとそこを拡張して勝手にカテコライズして書いてみることにしました。
眠れない時や気持ちが落ち込む時に、ヒーリングミュージック聴いてもそわそわしちゃって落ち着かない。
違う角度で落ち着く音楽を探したい人に勝手にオススメする記事になります。
もちろん、入眠を保証するものではありません。個人的な私感で眠れない・落ち込んだ時に聴いてしんどくなかったものを選んでいます。Brian Enoは敢えて抜きました。
Floating Points, Pharoah Sanders & The London Symphony Orchestra「Promises」
このアルバムのこと書くための記事なのですが、特別言うこともないんですよね。
美しくミニマムな傑作、とか書くと陳腐に聞こえますが、本当にその通りのアルバムだと思います。オーケストラが出てくるのは中盤ですが、それ以外の前半などは本当に地味で隙間だらけのアルバムです。
ただ、ファラオ・サンダースの一音一音が本当に素晴らしいのと、うっすらとしたシンセやピアノで作られる音場は本当に豊かで癒されます。
ジャズやオーケストラのダイナミクスと、アンビエントミュージックの心地よさが混ざった新しい音が2021年に発売されて、ちゃんと評価されていることはこのアルバムのファンとして嬉しいことです。僕はFloating Pointsの新譜として入りましたが、現代的なポップスやエレクトロミュージックの潮流とは外れたところで、こんな地味な名盤に会えると思っていませんでした。
トラックは9つに分かれていますが、僕は正直トラック毎の印象などは持っていません。トータル46分でパッケージされたアルバムだと思います。オーケストラが鳴り出す前に寝落ちすること多々あります。
Amiina 「The Lighthouse Project – EP」
シガーロス好きはご存知かもしれませんが、アイスランドのフォークトロニカバンド、AmiinaのEPです。
正直Amiinaのアルバムであれば何でも良いかなと思ったのですが、1曲目「Perth」や5曲目「Kola」が個人的な入眠曲なので、このEPにしました。
アルバム「kurr」や「PUZZLE」も素晴らしいです。様々な楽器を使う人たちなので、知らない人はYoutubeでライブ映像など見てみる楽しいと思います。曲も演奏も素晴らしいです。
「The Lighthouse Project」の名の通り、灯台でライブを行うプロジェクトをバンドは行っています。このEPはその灯台での演奏をライブレコーディングした音源です。なので、響きも込みで詳細に聴き込むのも楽しいですし、BGMとして流していても癒される音と思います。Amiina聴いてると穏やかな気持ちになりますね。
「FANTOMAS」というアルバム以降はリリースもあまり無いので、またアルバム出して欲しいなと密かに思っています。
Gregory and The Hawk 「Moenie and Kitchi」
本当は「Three Weeks No Songs – EP」が眠れない・落ち込んでる時にはいいのではと思ったのですが、spotifyになかったのでこちらにしました。
この歌声に癒されるという人は多いんじゃ無いでしょうか。特にメロディーが立っているこのアルバムはいつ何処で聴いても気持ち良いです。寝落ちするとかそういうアルバムでは無いかもしれませんが、歌もの入れるならこの人のアルバムを入れたかったのです。
基本はアコースティックな音の柔らかいアーティストですが、「Ghost」などかっこいい曲もあり、とにかく普通にファンなので色んな人に勧めたりしています。
あとドラムが異様にかっこいいんです。それもそのはずで、マイス・パレードのアダム・ピアースがプロデュースをしていて、彼が叩いてる曲が「Leche」というアルバムに入っていたりします。
おわりに
3枚を選んでみましたが、如何でしたでしょうか。個人的な偏りがだいぶ出ていますが、ご参考になれば幸いです。
気になるものがあれば何よりです。最後まで読んで頂けた方はありがとうございます。