Track List
- 土管が三本
- 冴返る
- 408
- クロール
- 夜の箱庭
- よろこび
All Words by Quilttape
土管が三本
かわるがわる 日付の群れが
巡る 丁寧にとはほど遠いか
真っ赤な夕日 街を染め行き
あぁ 冷えた土管でじっとしています
あぁ 三本のアンテナと話してるの誰?
口にするほどもない群れが
巡る 永遠などは望まないが
真っ赤な夕日 街を染め行き
穴に似た目で ぼうっと眺めてる
あぁ 冷えた土管でじっとしています
あぁ 四本のアンテナと話してるの誰
あぁ 途切れそうな心だけを抱えていく
あぁ 秘めた予感と 話してるの誰?
話してるの誰?
冴返る
say ah
ぶつ切りのオーディオ 並べ替えても
はまらない時と同じね
異端の接続 無限の冷笑
有名なポジションに従う並列に
混ぜ合わさってる 俺もいる
不気味なお面の輪から抜ける
「叶わぬくせに」と、置いてたような
すれ違う人 斜めに見たり
勤務地で習う 笑顔貼り付け
「今なら安い授業料です」
「あっそ」
あの時の灰 噛んで含む愛
暴論で遊べない空気 重い?
立ち戻り 「あの頃のように…」なんて思わない
斜から見る明日はおもんなそう
冷め切った駐車場 冬がもう
混ぜ合わさってる 君もいる
灯りをひとつ さあ
408
もうそこに僕はいない
もうそこに君はいない
網目に絡まるようにして埋まっていく体
不自然に静まる夜を越して 広がっていく
孤独を食べましょう
もうそこに君はいない
ほら誰かの声がするよ
腕に絡まるようにして 蝕んでいく体
何処かで流れる音楽に 傾いていく
煩いがざわざわ
騒ぎ出す 騒ぎ出す わー
宇宙を舞って 地上を這う
想像に酔って保つ 正常です
甲羅のような
求めたの? 何だった
宇宙を去って 地上で会う
変わってくものを迎えるようにして
あなたに今日は 少しだけマシな夢が
映り込むように
クロール
目に映り出した 夢に拒まれて
騙しあって痙攣する あなただけを残していく
いつも浮かび沈むような境目で
明ける頃は 無様なフォームの
クロール クロール クロールで行く
ふざけた魔法が切れた羊が
ふたつの 目を 閉じて丸まる
あなたを閉じ込めてく ルルル
閉じて丸まる
絵を描き出した あなたを見ていた
正しさに疲れていく こぼれた人が浮かんでいる
誰も知らなくていい
明日がどれだけふやけても
諦めたことなどなかったが
明ける頃は 無様なフォームの
クロール クロール クロールで行く
ふざけた魔法が切れた羊が
ふたつの 目を 閉じて丸まる
ガラクタを抱きしめる ルルル
閉じて丸まる
よろこび
手で持てるよろこびを こぼさないように
遅れて歩いてる 夜が明けて、すっ、と
色が付いて水が 跳ねるのが見える
跳ねるのが見える
茶柱が立って君が「いいことがある」と
笑って眺めてた 心を宙に放って
荒れていく手を取って ここに居たい
色が付いて水が 跳ねるのが見える所で
晴れるのを見てる